泉田之也さんの「積層花器」

開店時よりすり鉢を置かせていただいている、岩手在住の陶芸家・泉田之也さんの「積層花器」です。ほんのり赤みがかった土の肌が美しく、薄い層を縦に重ねた独創的な形の花器です。
泉田さんの作品は、とてもモダンでありながら、土の中から掘り出された昔の土器のようにも感じられます。土からこんな形が作り出されるということ、その形を日々探求されていること、すごいことだなと思います。

泉田之也 「積層花器」 約10×10×6cm ¥10,500-

Category: 陶磁器 | Tag:

一日盆栽教室のお知らせ

「百草の庭」で一日盆栽教室を開きます。
講師をお願いするのは、いつもお店の盆栽をお願いしている、草木(そぼく)の橋口りかさんです。
橋口さんは、宮崎のご出身で、盆栽家のお父様の盆栽を見て育ったという方です。「どこの家にも盆栽があるようになったらいいね」といつも話されていたというお父様の気持ちを受け継ぎ、たくさんの方に盆栽の魅力を知ってもらいたいという想いから、広く雑貨屋などにも作品を置かれています。なんでも気さくに教えて下さるので、初めての方もどうぞお気軽にご参加下さい。また、盆栽を育てている方は、ぜひこの機会に、剪定や手入れの仕方についてご相談下さい。

第一回目の5月29日(土)には、高麗ネムに夏草を寄せ植えして「盆景」を作ります。写真では、蔓ビランジとアッツ桜を添えていますが、草ものは変更になることもありますので、イメージ写真としてご覧下さい。高麗ネムは、夜には葉を閉じ、初夏にこんぺい糖のような蕾をつけ、丸いポンポンのような形の花を咲かせます。

 高麗ネムの花

これから季節に合わせたいろいろな題材で、苔玉や盆栽の一日教室を行っていく予定です。お知らせのページで随時ご案内致します。皆さまのご参加をお待ちしています。

5/29追記
初めての盆栽教室を和やかに終えることができました。4人の方それぞれに寄せ植えの配置や苔の張り方に個性があり、同じ花材でも趣の違うものができあがりました。橋口先生から、管理の仕方・剪定の仕方も教えていただきました。長く育っていったらいいですね。ありがとうございました。
次回は、9月に苔玉教室を行いたいと思います。

Category: お知らせ

トモタケさんの泥染めコースター

トモタケさんの泥染めの麻のコースターのお取り扱いの柄が増えました。たんぽぽ、ぶどう、紫陽花、バニラクッキー、ココアクッキー、赤すぐり、白すぐり、栗、イチジクの9種類になりました。

「トモタケ」は、布を素材として作家活動をされている朝武雅裕さんとデザイナーである朝武広子さんご夫婦が一緒にものづくりをするときの名称です。このコースターは、お二人がトモタケのレーベルを始めたときからある作品で、イベント等のたびに新しい柄を考えてきたので、ずいぶん種類が増えたということです。少しずつ買い足して、柄合わせを楽しまれているお客様も多いようです。
布をあらかじめ植物の五倍子(ごばいし)から抽出されたタンニンで下染めしておき、泥を使って指で直に柄を染めつけています。泥の中の鉄分で媒染され、黒く染まります。その泥染めされた絵柄にちょっと刺繍を加えているところがとても素敵です。小さなコースターの中に、ていねいな手仕事の重なりが感じられます。

トモタケさんの制作した泥染めのテキスタイルのポストカードブックも入荷しました。その本の中に、描かれるモチーフは「日々の生活の中の小さな感動の記録のようなものでもあります」と書かれていました。そのくだりを読み、トモタケさんの泥染めが、より身近に感じられるようになりました。

泥染コースター ¥840-
※メールでのご注文も承ります。お気軽にお問い合わせ下さい。

Category: 布・革・フェルト | Tag:

丁字草の花

庭の花が次々に咲き、もう少しゆっくり咲いてと、惜しいような気持ちでいるうちに、春は過ぎていきます。
毎年、薄青色の丁字草(チョウジソウ)の花が咲くと、夏が近づいた感じがします。草丈のわりに花は小さく目立たないのですが、星のような小さな花が集まった姿が涼しげで、なによりこの青い色が、なんとも言えず好きなのです。 秋には、細長い実の中に、お線香のような珍しい形の種ができます。

西洋カマツカ、コデマリ、アマドコロ、姫ヤブデマリと、ずっと白い花が咲き続けていた「百草の庭」に、青と紫の花が咲き始めました。都忘れ、鉄線(テッセン)、シャガ、シランとアヤメも蕾をつけています。色を揃えて植えたわけではないのに不思議です。

朝からにぎやかに鳥の声が聴こえています。注意深く聴き分けると、10種以上の鳥の声が聴こえてくるようです。
まだ上手に鳴くことができず、春先から「ホーケキョケキョ」」「ホーホーホケキョ」という具合だったウグイスの声。ようやく時折「ホー、ホケキョ」ときれいに鳴く声が聴かれるようになりました。

Category: 庭の草木

十和田アシの苔玉

涼しげな十和田アシの苔玉です。
苔玉のあちこちから葉が出ているのは、仕立てたばかりの苔玉ではなく、季節が巡って新しい葉が出てきたものの自然な姿です。作ろうとして作れるものではなく、どんなふうに葉が出てくるか分からないところがおもしろいのです。

お店に並ぶ苔玉や盆栽は、毎月、盆栽作家の橋口りかさんに届けていただいています。
掌に乗るほどの小さな豆盆栽もあります。手前のものは、樹高8cmの三つ葉ツツジです。赤みがかったきれいな色の葉が、ちゃんと3枚ずつ枝先についています。右は山モミジ、左奥は姫シャラ。それぞれに美しい若葉を楽しめる時です。

橋口りか 十和田アシの苔玉 ¥1,575- ・ 豆盆栽3点 ¥1,575 ~ 2,310-

Category: 盆栽・苔玉

KAGOSHIMA HANKOさんのカード

KAGOSHIMA HANKOさんの新作カードが届きました。
一枚一枚消しゴムはんこを押して作られたカードですが、こうして多色使いで重ね押しされたものを見ていると、小さな版画のようだなと感じます。よく見てみると、小さな傘の枠に合わせて、水玉や縞模様の3種類の版を作って重ねているんですね。消しゴムはんこの使い方のヒントももらえた気がします。

昔、プリントゴッコという家庭用の版画印刷機が年賀状にたくさん使われていましたよね。 私は、中学生の時から、ほとんど毎年これで年賀状を作ってきました。なんと30年も前に購入した、傷だらけの古い型ですが、今も現役です。パソコン印刷に押されて、とうとう一昨年、本体の生産が中止され、私は大いに落胆しました。
KAGOSHIMAさんにその話をしたら、「私もプリントゴッコ大好きです。今も使ってます」とのことでした。やっぱり !

Category: 文房具

TETOTEさんのバッグ

「大人のプールバッグ」という素敵な名前のついたTETOTEさん制作のバッグです。形は、子供の頃に持っていたプールバッグのよう。 刺繍がほどこされ、皮をあしらった、ちょっとぜいたくな一点物の大人のバッグです。ひもを一重にするとショルダーバッグになり、2重にして短くするとトートバッグのように使えます。
TETOTE・藤武美輪さんの刺繍は、ステッチの組み合わせ方や色使いで、独特の優しい味わいを生み出しています。

こちらは文庫本サイズのブックカバーです。
内側にはこんな可愛いアメリカのヴィンテージの布が使われているものも。

  あ、こんなところにも刺繍がありました。

TETOTE 大人のプールバッグ ¥11,025- ・ ブックカバー ¥2,730-

Category: 布・革・フェルト | Tag:

小川佳子さんのビアカップ

小川佳子さんの「釉抜組七宝紋ビアカップ」です。
小川さんは、神奈川県川崎市で制作活動をされている若き陶芸家。 釉薬を掛け分け、大変な手間をかけて描かれた美しい文様の陶器を作られています。
百草の庭では、先月からお取り扱いが始まり、今、小川さんの工房から持ち帰った器やお箸置きが並んでいます。お願いした作品が届くのを楽しみに待っているところです。

釉抜組七宝紋ビアカップ ¥3,990-

Category: 陶磁器 | Tag:

さこうゆうこさんの花入れ「ペラペラ」

さこうゆうこさんの吹きガラスの花入れ「ペラペラ」に、ドライフラワーにしたミモザを入れました。
細長い楕円の入れ口なので一輪の花でも据わりがよく、小さな花束も入れられて、とても使いやすい花入れです。 冬には、赤い実のついた蔓をくるっと丸めて入れたら、とても素敵でした。 いろいろな花の見せ方を楽しめる、お薦めのものです。

横から見るとガラスがふっくらと膨らんでいて、見る角度によってずいぶん印象が変わります。 水を入れると丸い水面が現れて、ぺったんこの入れ口との対比がおもしろく、このガラス器の形の魅力を感じます。

後ろに写っているのは「ダエンのお皿」です。このお皿の魅力は、私の撮る写真ではなかなか伝えられそうにないので、今日のところはぼんやりと。サイズは直径約22×19cm、シンプルなことこの上ない、とても素敵な楕円のお皿です。鮮やかな色のサラダ、チーズ、タルトやチョコレート、なにをのせても新鮮に見えることでしょう。
ひとつひとつ形の違うお香受けも再入荷しました。壁掛け用の花入れ「ポケット」と「カケハナイレ」、丸底コップも届いています。

さこうゆうこ 花入れ「ペラペラ」 ¥2,625- ・ ダエンのお皿 ¥3,990-
布貼り小物入れ TUTU ¥4,725- ・ 宮崎桃子 フェルトコースター(楕円) ¥1,050-

※メールでのご注文も承ります。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

Category: ガラス | Tag:

利休梅

利休梅(リキュウバイ)の花が咲いています。
純白の花が遠くから見ても清々しく、近付けば、まん丸の蕾も愛らしい、大好きな花です。

3年ほど前から、月に一度ののんびりペースなのですが、お茶のお稽古に通っています。
お茶の道具に使われる模様に「利休梅」というものがあります。千利休が愛用していた黒棗(なつめ)を入れる仕覆に使われた織物に現された花模様です。この模様と実際の利休梅の花びらのつき方がそっくりなのです。
利休がこよなく愛して茶花に使った花なのだろうと思っていたのですが、利休梅は、明治末期に中国から日本に伝わった植物で、利休の生きた時代にはなかったのだそうです。よく似た模様が先にあり、のちにこの木の名前になったというわけです。

こちらもお茶にちなんで、黒文字(クロモジ)です。樹皮に黒い模様があることからそう呼ばれるようになったそうです。弾力性に富み、細くても折れにくいので、ようじなどに使われます。それで、和菓子をいただくときに使うようじを「黒文字」と呼ぶのです。

ぴんと立ち上がった葉の下に、よく見なければ気付かないほどの、小さな花をつけています。少し緑がかったクリーム色が、春らしいやわらかな色です。

先月の庭だよりでご紹介した芽吹きの写真と比べてみると、半月の間に、こんなに姿が変わりました。静かな植物達の持つエネルギーに、驚かされるばかりの季節です。

Category: 庭の草木