トモタケさんのクリスマス・オーナメント

クリスマスまでの日々が楽しくなりそうなトモタケさんのオーナメント。温かな味わいがあるのは、ひとつひとつの模様が泥染で描かれているから。
五倍子(ごばいし=ヌルデの木にできる虫こぶ)から抽出したタンニンで布を下染めし、鉄分を含ませた泥を使って模様を型染めしています。泥の中の鉄分とタンニンが反応して黒く染まり、空気や光によって時間をかけてチャコールグレーに変化していくそうです。
ろうそくの炎や靴下のリボンには、刺繍が加えられていて、小さな中にも丁寧な手仕事が感じられるオーナメントです。

Category: 布・革・フェルト

泉田之也さんのすり鉢

岩手県の野田村で作陶されている、のだ窯・泉田之也さんのすり鉢です。
すっきりしたモダンな形、鉄釉の黒々としてやわらかな色、一度見たら忘れないくらいきれいなすり鉢ではないでしょうか。

先日、新宿で行われた泉田さんの個展を観に行きました。暮らしの器と共に、現代アートというべき作品が並んでいました。折り紙のような造形のもの、土の中に埋もれていた錆びた鉄のような質感のもの、そんな表現しか思いつかないのですが、とても独創的な美しい作品でした。
こういう作品の世界を持っている方が作ったすり鉢なんだなぁと、改めて納得したのでした。

大きさは、口径が 大21cm、中18cm 、小15cm の3種類あり、入れ子のように収まります。くし目は細くしっかりと入っていて、とてもすりやすいです。地元の土である柔らかい久慈粘土を使っていて、汁が染みこまないように、くし目にも薄く釉がかけてあるそうです。
小さいものは離乳食やごまダレ作りに。中くらいのものは、和え物をそのまま食卓に出すのにちょうどいいくらいの大きさです。そして、ごまが大好きで、ごりごりと思い切りすりたい方は、どうぞ大きなサイズを。煮物を盛る大鉢として使われても素敵です。
いい道具を使うと台所仕事が楽しくなりますね。

このあいだ、静かな気持ちでごまをすっていたら、子供の頃に、食事の支度をする母のそばで、ごますりや鰹節を削る手伝いをしていたことを思い出しました。

泉田之也 すり鉢 大 ¥5,250- ・ 中 ¥4,200- ・ 小 ¥3,150-
※メールでのご注文も承ります。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

Category: 陶磁器 | Tag:

百草のおそば屋さん「手打蕎麦 むら岡」

今日は、百草の庭から徒歩5,6分のところにある 手打蕎麦 むら岡 さんをご紹介します。

しっかりとコシのあるおいしいお蕎麦はご主人が打ち、奥様は接客を、お嬢さんがお料理を担当され、ご家族で経営されているそうです。 アットホームなおもてなしをしてくださるので、ご家族連れでもお一人でも入りやすいお店だと思います。
私がよくいただくのは、冷やし鴨南。 だしをたっぷり吸った揚げ茄子が入っていて、とってもおいしいですよ。 くるみ汁をつけていただく韃靼(だったん)そばもお薦めです。 春なら「生桜エビのちらしぶっかけそば」、冬なら「きのこみぞれそば」などの季節限定のおそばや、そば粉を使った手作りデザートもあって、メニューが工夫されています。

むら岡さんの前の道です。 梅や栗の木、畑があり、まだ少し里山の風情が残っているところです。
遠くに見える赤い屋根の建物は、日野市で唯一の酪農家である「百草ファーム」です。 牛舎の入口にいる小牛に会えると思いますよ。

「百草の庭」からむら岡さんへ行くには、店の裏手の七生丘陵散策路の石段を上っていき、京王百草園の方向へは右折せずに先へ進み、住宅街をしばらく歩くと、右手に案内が見えてきます。

この竹やぶは、むら岡さんへ向かう途中の風景です。 立派な竹が風に揺れる様は、素晴らしくきれいです。 葉が波打つようにやわらかく動き、植物ではなくて、なにか別のものを見ているように感じるときがあります。

手打蕎麦 むら岡  HP→
住 所   日野市百草515  
電 話  042-592-1257
定 休 日 火・水曜日
営業時間 11:30~15:30

Category: 散歩・近くのお店

鳥と木の実

庭の石垣の上の万両の実がきれいな色になりました。
鳥が種を運んできて生えたものだと思うのですが、何年かけてこれだけ伸びたのか、根元からぴょーんと伸びた茎は1メートルほどもあります。まだ実が固いので、しばらくは鳥に食べられずに、この景色を楽しめます。

いつも不思議に思うのは、鳥はどうして実の熟し加減が分かるのだろうということです。実を食べるときは、飛んできたら、さっと迷いなく実をくわえて飛び去ります。見ることもつつくこともせずに、ちょうど良い食べ頃が分かっているようなのです。

西洋カマツカはすっかり葉を落とし、実がだいぶ熟してきました。えさの少なくなる冬を前に、そろそろ鳥たちが食べにくると思います。食べに来始めたら、数日で実は全部なくなってしまうでしょう。

Category: 庭の草木

西山芳浩さんの型吹きガラスの角瓶

西山芳浩さんの「角小ビン」は、以前、ひと目惚れで購入しました。
ゆらめくガラスの肌が温かく懐かしい感じがして、もうずいぶん昔から持っているもののように感じられます。
この角ビンを「百草の庭」で取り扱いたくて、金沢で制作をされている西山さんに手紙を書きました。 快く引き受けて下さり、開店の日に店の棚に少しずつ背の高さの違う角ビンが並んでいるのを見て、あぁ良かったなぁとしみじみ思いました。

この角小ビンは、溶かしたガラスを竿に巻き付けて吹く宙吹き技法の中の「型吹き」と言う技法を使って作られています。金属を溶接したり旋盤をかけたりして、型を作るところから始まります。ゆらゆらとした表情は、高温のガラスが金属に触れ、急に冷めることによってできるしわのようなもの。吹き込む時のガラスの温度や厚みで表情が大きく変わり、そんなちょっとした発見が作っている時の楽しみでもあるそうです。

一輪の花を挿して花入れとして、また、そのままひとつ飾っても絵になり、とても素敵です。 角小ビンのひとつひとつの表情を、どうぞ手に取ってご覧下さい。

西山芳浩 角小ビン ¥2,835-
※通信販売のご注文も承ります。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

Category: ガラス

笹りんどう

野菊や藤袴の花もそろそろ終わり、冬が近づいてきた感じのする庭の中で、今、きれいに咲いているのは笹りんどうです。茎が四方に伸び、先の方からぽつんぽつんと花をつけていく様子がとても愛らしい。地を這うようにして伸びるこの花を、切り花にして生けることは私には難しくて、時々庭に出て眺めています。

Category: 庭の草木

粕谷修朗さんの器


粕谷修朗(かすやのぶあき)さんにいただいた名刺には、「makai」 という言葉と碗の絵が小さく描かれていました。「マカイ」とは、碗ものを総称した沖縄の言葉です。沖縄の読谷村で7年間修行をされた粕谷さんにとって、「マカイ」はきっと特別な言葉なのだと思います。

粕谷さんの作る粉引の器は、粗い土を使い、少しざらりとした肌合いです。写真の飯碗は、湯呑にもなりそうな小さなサイズのもの。高台から立ち上がる線がとてもきれいです。白玉など入れても似合いそうですね。

細く搔き落とされた線が印象的な蓋物。
黒い色のものは、鉱物のマンガンを釉薬に使っているそうです。読谷村のさとうきび畑には、マンガンがごろごろころがっているのだとか。なんだか不思議な気がしますね。

この他、粉引のお皿・湯呑・マグカップ・平鉢・蕎麦ちょこ、ケヤキの灰釉のお皿などが届いています。

粕谷修朗 粉引飯椀(ミニ) ¥1,680- ・ 蓋物 ¥3,360- ・ 一輪挿し(小) ¥840-

Category: 陶磁器

本日開店

清々しい秋の日に「百草の庭」を開店することができました。
坂道をのぼってこの店に来て下さるお客様、ていねいなもの作りをされる作家の方達、誠実に仕事をされる問屋の方々。たくさんのいいご縁があることを願って、友引の日を選びました。
友人達やご近所の方からいただいた温かい励ましの言葉を忘れずに、健康に気をつけて、長く続けていきたいと思います。

Category: 日々のあれこれ

羊羊屋 宮崎桃子さんのフェルト


羊羊屋・宮崎桃子さんは、長野県安曇野で、天然の有色羊毛と、身の回りの植物を染材とした草木染めの羊毛を使い、フェルトの作品を製作されています。

今日ご紹介するものは、天然有色羊毛、つまり羊のもつ色そのままの羊毛で作られたものです。このグレーのグラデーションを眺めていると、自然のものが持つ色の豊かさにうっとりします。
厚手のコースターは、ふんわりとして存在感があり、座布団のように、旅のお土産の木彫りのものを
置いてみたり、木の実をちょこんと乗せるだけで、温かみのある小さなディスプレイのコーナーになります。コースターは、薄手の丸いものや楕円のものもあります。

その他、ティーコゼー、ポットマット、しずく型の鍋しき、コーヒーフィルターケース、フェルトドーナッツ、草木染めのものでは、くるみ鍋つかみ、壁掛け一輪ざし、ファーストシューズなどが届いています。
ティーコゼーのポケットには、宮崎さんらしく、紫陽花のドライフラワーが添えられていました。

Category: 布・革・フェルト | Tag:

OPEN STUDIO さんのほうき


ほうきは、ささっと部屋をきれいにしたいときに、とても便利な道具です。静かだから、音楽を聴きながらでも掃除をできるところが好きです。

OPEN STUDIO(オープンスタジオ)さんは、熊本でいろいろなアイアンの作品を作られています。
ご自分の作った薪ストーブに似合うほうきが見つからなかったので、アメリカでほうきの作り方を学んだのが、ほうき作りの始まりだそうです。昔ながらの日本のほうきとはちょっと違うポップな感じがするのは、そういうルーツがあるからなんですね。

インドネシア産のほうきキビ(ほうきモロコシ)を使用し、1本1本丁寧にきつく編み込まれています。
ほうきモロコシはシュロの皮、稲の穂や竹の枝とは異なり、絡む性質に優れています。 埃を集める(collect)のではなく、絡みとる(trap)もの。テーブルの上のパンくずや消しゴムくずを掃くのはもちろん、車のシートやパソコンの掃除にと、いろいろな大きさと形があります。壁にかけておいても絵になる素敵なほうきです。

Category: 暮らしの道具