TETOTE 藤武美輪さんの手刺繍の「FUKUSA」が入荷しました。
いつか自分らしい袱紗(ふくさ)を持ちたいと思われていた方に、ぜひご紹介したい作品です。
慶弔どちらにもお使いいただけるよう、どちらの場面にもふさわしい色柄になるよう制作された、定番のFUKUSA「ゆり」。
紫は、日本古来から高貴な色とされていて、相手に最大限の礼節を尽くすということで、慶弔どちらの場でも使われる代表的なお色です。百合の花をモチーフにした刺繍の図案は、上下どちらから開いてもきれいに見えるように工夫されています。
開くと片側にはフラップが付いていて、お数珠やちょっとした小物を入れてもこぼれ落ちる心配がありません。スマートにバッグの中に収まります。
数年前に、今とはモチーフは異なりますが、ご結婚されるお嬢様に持たせたいと、FUKUSAをご注文いただいたことが印象に残っています。その後の人生の大切な日に使っていただいていると思うと、とてもありがたい気持ちです。
こちらは、表裏に植物の刺繍が散りばめられた「花」。
黒と薄色の2色をお取り扱いしています。
一枚の美しいテキスタイルのようですが、角度によって艶やかな糸が浮かび上がり、手刺繍ならではの趣きがあります。控えめながら美輪さんらしいセンスの光る作品だと感じます。