ipsilon 手作り時計の世界

ipsilon 手作り時計の世界

手作り時計と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
金属板を切り出して成型し、様々な素材を使って文字盤が作られています。本体に合わせたベルトの革や糸を選び、ひとつひとつ時計に仕立てています。
時計本体のムーブメントには、SEIKO社製を使用していますので、電池交換については、全国各地のお店で対応が可能です。
   

アイスランドを旅した思い出、氷河湖のイメージから作られた「iceberg 24h」
青い針と文字盤の中のグリーンの色づかいが、とても印象的です。インクが滲むようなインデックスの質感は、火を使いながら出しているため、ひとつひとつ表情が異なるそうです。
中央は時針と分針、上の小さい針は1日に1周回る24時間時計、下の針は秒針です。
時計のパーツはみな美しくて、写真を撮る時にも特別な世界に入っていくような感覚がありました。
  

こっくりとした色合いの文字盤に、箔をはった数字がきらめきます。
シンプルながら、手作り時計ならではの魅力がつまった「amaretti」。タイトルの意味を調べたら、イタリアの焼き菓子「アマレッティ」でした。この文字盤は特においしそうな色をしていますね。

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ipsilonさんのプロフィールを少しご紹介すると…
ジュエリーの専門学校で彫金を学んでいた時に、アルバイトで手作り時計の世界に出会い、私がやりたかったことはこれだ、と決意。かねてから予定していたイタリア留学では、時計作りのための技術を学ぶことに目的を変更して、彫金の洋彫りを学んだり、カバン屋さんで鞄づくりのお手伝いをしたりしたそうです。帰国後に日本の時計作りの第一人者であるJHA代表篠原氏に師事。アシスタントをしながら制作活動を開始し、2010年から「ipsilon」として作家活動をされています。
  

そんなバックグラウンドがあって、時計と装飾品としての魅力を併せ持つ「ipsilon」の腕時計が生まれているんですね。

ブレスレットの感覚でお楽しみいただきたい小さな時計も届いています。
径2cmほどの小さな小さな時計です。
   


今日は、休日の娘をつかまえて試着をしてもらいました。
細いベルトがエレガント。「これ素敵だねぇ」と話しながらの撮影でした。