繍 ぬいとり さんの刺繍「散歩道」

繍 ぬいとり さんの刺繍「散歩道」

歩く道すがら、いろいろな花に出会う。
今日の花、いつかの花、小さな花に励まされて、
思い出は一本の線になってつながってゆく。

私はそんな風に感じていました。
見る人によって様々なイメージが広がる素敵な図案だと思います。
     


北海道で制作される ‘繍 ぬいとり’ さん。初めてのご紹介です。
リクエストした「散歩道」のモチーフで、2種類のバッグを制作してくださいました。
ひとつは、小さなグリーンのトートバッグ。
         


もうひとつは、ブランコと名付けられたショルダーバッグです。

「日々のお散歩の中で眺めているお花ばかり刺繍しました」と、ぬいとりさん。

セイタカアワダチソウ
ヒメフウロソウ
ナルコユリ
ツユクサ
クルマバソウ

「遠くどこかの誰かのお散歩の風景と重なるといいなと思います」

    

ショルダーバッグ・ブランコは、長財布が入る大きさで、開くと中が見やすく、自立するしっかりした作りで、とても使いやすそうです。裏側にもワンポイントの刺繍が入っています。
お客様の身長に合うよう、2種類の長さの革ひもが用意されている丁寧さがとても嬉しい。背が高めの私としては、実感です。
  

バッグ3種類、ポーチ、眼鏡ケース。旅するもぐさ「6月の窓辺」に合わせて、個展を終えられてからの1ヵ月余りの間にたくさんの作品を作ってくださいました。
roo spaceの気持ちのよい空間に並ぶところが目に浮かび、楽しみです。

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一本取りの糸で描かれた花は、なんとも言えない儚い輝きです。

このスワッグ柄の刺繍のお写真を5月の制作中に送っていただいて、なにに仕立てられるのかなぁ、と楽しみにしていました。こちらは、やわらかな仕上がりのシンプルなワンショルダーバッグになって届きました。

遥々北海道からやってきてくれた作品たち。
ぜひゆっくりご覧ください。